副業でNPO法人設立したら思ったより大変だった話
こんにちは。荒井昭則です。
現在サラリーマンやりながら副業でNPO法人コンフロントワールドの代表をやっております。
最近、副業でNPO法人を経営していて、そのことを聞かれることが多くなり、
自分の知る範囲で、副業で会社を作るとか、NPO法人を設立とかそこらへんのリアルを書きたいなと思いました。
副業したいって人多いと思います。
なので少しでも参考になれば幸いです。
エンジニアが個人事業主として他のプロジェクトに参加するような、「スキルを活かして社外で稼ぐ」という働き方ではなく、
「本業とは全く関係ないよく分からんことを挑戦する」という働き方なので、副業で稼ぎたいという人にはあまり役に立たないかもしれません。。
ただ、本業以外でも何か挑戦したいという人の参考になれば!
書類多すぎ問題
副業で法人を作るとなると、法人を設立するにあたり、ものすごく簡単に言うと、「人」と「書類」が必要です。
「書類」っていうのは、例えば定款。
いや、これどこの国の法律だよ。
こういうのを作らなければいけません。
僕たちはちょうど2年前ぐらいにこんな書類を作っていましたが、
簡単に言うと他のNPO法人の書類を参考にしました( パクりました )。
NPO法人というのは、こういった「書類」をHPに載せているので、他のNPO法人、多分10団体ぐらいのものを参考に、
「ここはこう書く」
「ここは団体によって違う」
など参考にしながら作成いたしました。
こういう書類作成が得意という人は少ないと思うので、最初は覚悟決めて作成する必要があります。
お金周り大変問題
個人的な話ですが、僕は家計簿をつけていません。性格的に絶対に無理です。
ただ、法人に関しては、すべての正確な記録を残さなければいけません。
決算の時期になると、1年間お金を何にいくら使ったか、それはどんな科目かを計算し、役所に提出が必要なのです。
みなさん、一年間で何にいくら使ったか、正確に言えますか?
それをやらないといけません。
それをもとに税金払って、みたいなことをしないといけないのでかなり大変です。
ここらへんの書類を作成する時期は100%徹夜してます。。(そろそろ税理士雇おう。。)
ちなみに会計ソフトという素晴らしいものがあり、それを使うのがオススメです。
マネーフォワードとかFreeeとか。
僕たちはFreee使ってます。
それでも大変ですが。。
P/L・B/Sなんぞや問題
会社で働く人は、『P/L』って言葉とか『B/S』って言葉とか聞いたことあると思います。
これがまたやっかいです。
負債を足したり引いたりします。
日本語では、
『P/L』=損益計算書(簡単に言うと家計簿)
『B/S』=貸借対照表(今現状の状況をまとめた表)
今までの人生で遭遇したことのない、お金の書類を作らなければいけません。
これを作っている時は、孫正義のような偉大な経営者になってる気分になります。数字が合わなかった瞬間に絶望感を味わえます。
とは言っても、規模が小さくても、こういった書類を作成するのは、普通のサラリーマンではない機会なので、楽しいです。(嘘です。もうやりたくない。)
『PL』『BS』をうまく説明できる自信ないので、分かりやすそうなリンク貼っておきます。
https://note.com/mkt66gs/n/n2604f1608487
こんな形で普段考えないような「経営」を学ばないといけません。
時間なさすぎ問題
副業でNPOの経営をしているということは、本業をしているということで、当たり前ですが、副業にかけれられる時間は限られます。
僕も平日サラリーマンをして、仕事の後カフェに行って副業の仕事して家に帰ったり、休日も時間があるときは副業の仕事をしたり。
副業をこれから始めたい!という人は「自分の一週間の中で、どこの時間を副業に使えるか」を考えてみても良いかもしれません。
思ったより時間は無いです。自分のプライベートな時間も削らないといけない場合もあります。てか、絶対削る必要あります。
こんな感じで、書類・お金をきちんとし、経営用語を覚え、時間を確保することが必要です。
いやぁ大変。
なので、僕も積極的に「副業やったほうが良いよ!」とは言いづらいんですよね。大変なので。
副業でNPO。イノベーションを。
ただ一方で、「サラリーマン×NPO経営」も面白い部分もあります。
長くなりそうなので、さくっと書きますが、本業と副業が離れていれば離れているほど、関係が無ければ無いほど、
得られるスキル、関わる人・仲間の幅が広がります。
例えば、本業で、また本業に近い副業をしても、絶対アフリカに行くことは無いですし、
全く違う分野だからこそ視野が広くなります。
それによって簡単に言うと、イノベーションが起こせると思っております。
実際そういう研究も出ていて、
早稲田大学大学院准教授の入山先生は、
なるべく遠くの知を幅広く探して、それらを様々に組み合わせる、弱い結びつきを作る、
それによりイノベーションが生まれると言っております。
トヨタのイノベーションである「トヨタ生産方式」もスーパーマーケットの物流にヒントを得たと言います。
もしかしたら僕もアフリカの経験が活きて、本業の会社でイノベーションを起こせるかもしれません。(いやぁ無理かなぁ。。)
詳しくはこのサイトに書いてあったり、書籍も出されているようなのでチェックしてみてください。
https://newspicks.com/news/3271082/body/
こんな形で大変なことを分かった前提で、それでも挑戦する人がいれば、、
一緒に頑張りましょう!
P.S.)
医師であり副業でタンザニアに病院を建てた方と一緒にイベントやります。
2019年12月15日 18:30~です。
ここで言えないことも、話します。
ノウハウとか知識ではない、本当のリアルを話します。
ぜひ、来てください!