チベットと和の融合
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前の記事はチベットを教育の面で守ろうとする取り組みを紹介しましたが、
今回は芸術という面で守ろうとしている取り組みを紹介します。
まずノルブリンガ。
以前お会いした中原さんが設計した場所で、日本人が設計したこともあり、ものすごく和を感じます。
門をくぐった瞬間に一気に日本に帰っておいしい抹茶でも飲みたい気分になります。
まさにチベットと和の融合。
作業風景も見学することができます。
こんな物作れたら、図工の成績5段階評価で8ぐらいもらいえます。
これはタンカを描いている風景です。
金色に輝いているのは、本物の金です。
金属工学科の自分はどうしても金というワードに反応してしまいます。
中にはゲストハウスや売店、またドデカい仏像もあります。
光輝いていて、仏像の前で写真を撮ると被写体も光ってしまいます。
こんな風に。
とてもまぶしかったです。
Q.どこの国の人が来るのか?
A.多い順にインド、アメリカ、そしてヨーロッパの国々。日本人はほとんどいない。
日本人全然いないのか…。
そして当たり前だけどインドからの人が断トツで多いらしい。
インド人はチベットの芸術をどう感じているのだろう。
そしてこの施設は上から見るとある形をしています。なんでしょう。
ドクロには見えません。
行ってみて確かめてみてください。ガイドも無料でしてくれます。
日本人には是非行ってみてほしいと感じた場所でした。
チベット人の自分たちの文化を残したいという気持ちをとても感じました。
ってか、やっぱり中原さんはすごい人だったんだなあ…。
そしてTIPA(Tibetan Institute of Performing Arts)にも訪問しました。
「地名+Institute of ○○」と聞いて親近感がわく人が他にもいるはずです。
パンフレットにダライラマ14世の言葉が書いてありました。
「Our culture is one of the heritages of the world. Protecting the ancient culture like this is the responsibility not only of the concerned nation, but also of the world community as a whole.」
一つの文化を残すことは世界全体の責任的な感じです。
では具体的に文化って何?残るって何?と考えてみます。
近所のインド人の子どもも連れて行きます。
オペラの衣装を作っている風景や、
チベット本土の人々の服装の展示を見ることができます。
こちらはチベットの伝統的なオペラの人形です。
生で見てみたい。
Q.今何か問題点や必要なものはあるか?
A.存続に必要なお金が足りない。
Q.ダラムサラの人口は増えているか?
A.増えている。ダライラマが住んでいるから。
「存続=お金がかかる」っていうのはしょうがないことかもしれないが、
少なくとも今回訪問し、自分の心には残っている。
これだけで文化が残ると言えるのではないだろか?
それといったいダライラマって何者なんだ!?
そして自分の中で縮まらないチベット人とインド人との距離。
ということで次はインド人に聞いたチベット人への本音について書きます。
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