【ヒッピー】幸福度No.1の国にある無法地帯クリスチャニア《前編》
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こんにちは。幸福度No.1の国デンマークでぞっとする思いをしました。
この国旗。どこの国のものだか分かりますか?
そうです。デンマークです。
ではこの国旗は?
この国旗はクリスチャニアという国のものです。
今回の記事は
デンマークってどんな国?
ヒッピーって何?
クリスチャニアとは?
クリスチャニアの行き方
クリスチャニアに行ってみよう。
の順でお送りします。
デンマークってどんな国?
歴史とかそういうとこから話すと長くなるので、現代のランキングをチェックしてみましょう。この後はアイスランドでのボランティア活動のこと書くので、アイスランドのランキングも同時にどうぞ!
安全度ランキング1位
デンマークのコペンハーゲンは世界でもっとも安全な都市だと言われています。
このランキングでは1位。(東京2位、レイキャビク3位)
参考:https://woman.mynavi.jp/article/141003-192/
平和度指数2位
デンマークは世界で2番目に平和と言われています。
ちなみに1位はアイスランド。日本は8位。
参考:https://ecodb.net/ranking/gpi.html
汚職の少なさ1位
CORRUPTION PERCEPTIONS INDEXという簡単に言うと政府が腐敗しているかというランキングで、
腐敗していない国を上位とし、デンマークは1位です。アイスランドは12位。日本は15位。
つまり日本の政府はデンマークの政府よりはるかに腐敗していることになりますね。
参考:https://www.transparency.org/cpi2014/results
幸福度1位
国連が調べた国民の幸福度ランキングによると、デンマークは2013年、2014年で1位を獲得しています。2015年は3位ですが、常に上位にいます。
日本は46位。アイスランドは2位。
参考:https://worldhappiness.report/wp-content/uploads/sites/2/2015/04/WHR15-Apr29-update.pdf
貧困の少なさ1位
デンマークの貧困の少なさは世界1位です。
参考:https://www.oecd-ilibrary.org/docserver/download/5lgsjhvj7422.pdf?expires=1454543362&id=id&accname=guest&checksum=24756AFD7A7FD662A5AF8CE300645BA7
国際貢献度1位
2015年度版の開発貢献指数でデンマークは1位。そして最下位はわれら日本です。
参考:https://www.cgdev.org/cdi-2015
このランキングの要因は何か?
この他にも労働時間の短さ4位や報道の自由度3位など様々なランキングで上位に君臨するデンマーク。その要因はいったいなんなんでしょう?
まずは医療費・学費がかからない。
これは大きな要因になると思います。物価・税金はむちゃくちゃ高いですが、医療費と学費がかからない。つまり最低限の義務のようなものが保障されているのです。
人口が少ない。
デンマークの人口は560万人ほど。日本は1億2000万人。
日本めっちゃ人口多いな。。
ちなみに東京都の人口は1300万人。
デンマークの人口は東京都の人口の半分以下です。
つまり、全員で全員をカバーするような国です。そのため金持ちも生まれにくく、貧困も生まれにくいんだとか。
このことについては、アイスランドの回でもっと詳しく感じたことを書きます。
詳しくランキングとか基準とか知りたい人はリンクから調べてみてください。
様々なランキングで常に日本の上をいくデンマークです。
そのデンマークに危険な無法地帯が存在します。
ヒッピーって何?
無法地帯の説明をする前にヒッピーの説明が必要なのでちょこっとします。
ヒッピーとは
このマーク見たことありますか?
そうです。これは「ヒッピー」のマークです。
Wikipediaによると、
ヒッピーの始まりは、
最初は戦争や徴兵に反対し、ビートルズなどによるサブカルチャーに乗っかって広まっていったそうです。
日本の「かわいい」文化も、既存のファッションを否定し、きゃりーぱみゅぱみゅやアニメなどのサブカルチャーに乗っかって広まっていますね。
ヒッピーとは簡単に言うと、世間の常識くそくらえ!って感じです。
Wikipediaのヒッピーのページの関連項目の人物の欄には、ジョンレノンやビートルズ、忌野清志郎が挙げられています。
ちなみにクリントンもオバマもスティーブジョブスさえヒッピーだったそうです。
現在のヒッピー
現代にもヒッピーの文化や考え方が見られる場面が多くあります。
例えば、シェアハウス。ヒッピーは「コミューン」という共同体を作って生活していたそうです。簡単に言うとちっちゃい村。
趣味で生きている人。はじめしゃちょーとか高知県でブログで生活している人とか。
これは、既存の価値観ではない新しい生き方ですね。ヒッピーも音楽のような強烈な想いのある趣味で生きていたとか。
バックパッカー。ヒッピーとは考え方や目的が違いますが、ヒッピーの「旅」の部分だけをとったのがバックパッカーと言えると思います。
ツアーなどではなく、自由気ままに旅をするスタイル。これは元はヒッピーの文化によるものだそうです。世界一周のバックパッカーが必ず寄ると言えるほど、旅人が好むネパールのカトマンズはヒッピーの聖地の一つだそうです。
今でいうと「ノマド」も現代版のヒッピーなのかもしれません。
こんな感じでヒッピーの文化は現代にもどこかしらに残っています。
日本におけるヒッピー
Wikipediaより、
新宿 – 1960年代にヒッピーによく知られた喫茶店風月堂が新宿東口に存在した。
国分寺 – かつてヒッピーコミューンが存在し、「ほら貝」という店は国際的拠点でもあった。現在でもナチュラル系の店舗が多い。
西荻窪 – 短期間に終わった国分寺コミューンの崩壊後、ヒッピーらは主に中央線沿線各地に散らばっていった。その拠点のうちの一つに西荻窪の「ほびっと村」がある。
日本にもヒッピーのコミュニティーがかつて存在していたんだとか。
帰ったら色々行ってみたい。誰か行きましょう!
クリスチャニアとは
クリスチャニアの歴史
かつてここは軍の施設だったそうです。
ここに大量の「ヒッピー」が移り住み、「コミューン」を作ったことが始まりです。
クリスチャニアは自称国家です。
「クリスチャニアは国だ!」と主張していますが、国際法ではあくまでデンマークの一部です。
自称国家。つまり今話題のISと同じです。クリスチャニアの人口は850人ほどだそうです。
クリスチャニアの国旗
これが国旗です。
3つの丸は「Christiania」の3つの「i」の丸を表しています。
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クリスチャニアの国歌
クリスチャニアには国歌があります。
これです。
闇の社会実験
かつて建国された当時(1971年)は、デンマークの政府が3年間「社会実験」として様子を見ていたそうです。
ですが、その後もクリスチャニアの勢力が大きくなり、デンマークの政府も取り締まりができない状態になっています。
度々デンマークの警察とクリスチャニアの住民による争いが起きているそうです。
闇の社会実験は今も続いています。
大麻マーケット
クリスチャニアにはヨーロッパで2番目に大きい大麻マーケットがあります。もちろんデンマークでは違法です。
ちなみにヨーロッパ1位はアムステルダム。合法です。
クリスチャニアの法律
クリスチャニアには3つのルールがあります。
①楽しむ
②走ることは禁止
③写真撮影禁止
走ってはいけないので、
「やべ、終電のがしちゃう。」
なんてへました時は競歩で走り抜けましょう!
もっと知りたい方はこちら
最後きれいにまとめているが俺は違うと思うぞ(笑)
既存の価値観を否定する「ヒッピー」が集まって建国した「無政府」「自由」を掲げる「クリスチャニア」という国。定義上はISと同じです。
そして、そんな国が数々のランキングでNo.1の「デンマーク」にあるんだから衝撃です。
いざ突入してみましょう。ガイドブックの向こう側へ。無法地帯クリスチャニア。続きは後編で。
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