このやろうとか思っちゃう俺何様?
広告
前回のケニアの記事でも書きましたが、活動するのはこの孤児院
ここは孤児の家としての孤児院でもあり、子供たちの学校にもなっています。多くの場合孤児院はあくまで家で、そこから学校に通わせるのが普通であると思いますが、ここは何でもあり。とにかく子供を成長させるっていうスタンスです。
ケニアではこんな感じで学校で教育させるっていうのにこだわらないのかな?それとも教育制度がしっかりしていないのかな?
そして今は年末でホリデー。なので授業がありません。
ならボランティア募集するなよ!なんてつっこみたくなりました。
孤児院の先生と言うか運営者というか親というか、スタッフからの指令はこれでした。
「日本の文化を教えてほしい。日本のことならなんでもいいよー」
(日本のことなんて知ってどうするんだよ。もっとやるべきことあんじゃねぇの)
とにかく最初は、その通りに動きます。
パソコンルームに子供を呼び、パソコンルームっていっても停電多くて使い物にならないけど
youtubeで日本の映像を流しまくりました。
子どもたちは緊張してなのか、そもそも興味がないのか、反応はいまいちでした。
(こんなことやって意味あんのか)
そのあとは子供たちと外で遊ぶという名の放置です。
午前中電気がちょこっと使える時間を日本について話し、食事と食器洗い以外の時間は適当でした。
日本のことといっても、別に話すことが無限にあるわけではありません。
話すことなくなってからは、ひたすらクレヨンしんちゃんを見せていました。
この子供たちはポケモンもドラえもんも知りませんでした。
ケニアでは流行っていないのか、それとも放送されてすらないのか。ちなみにこの孤児院にはテレビがあります。
それでもクレヨンしんちゃんがバカウケでした。
野原ひろしが出てきた瞬間爆笑するほどです。いや野原ひろしこそ次世代のヒーローでしょ。
そんな中、孤児院で年上のほうの男に言われました。おとなしめで真面目に人の話を聞くタイプです。人に悪さとか将来にもできなさそうなシャイなやつ。高校生ぐらいの大きさ。
「僕たちのために1000ケニアシリングプレゼントしてくれ(日本円で1200円)」
「なんで?誕生日とか?」
「いや、プレゼント」
「だから何で?」
「なんでくれないの?」
「・・・」
(なんでくれないのだとこらぁ。いきなり金くれで金あげるわけねぇだろ。ざけんなよ。俺は金をあげるためにきたんじゃねえぞ。お前ら不自由してることあんのか。あ。あるなら言ってみろ。そのためにならこれてやる。お前の娯楽のためにあげるわけねぇだろ。俺が海外来るために休学して最初は毎日朝から晩まで働いて、料理長にやけど負わされてトラウマになりながら必死に金稼いだんだぞ。その金をいきなりなんの努力もしねえやつがくれとかふざけんじゃねえええええ)
ケニアでここに来る前、ボランティアを仲介してくれたNGOが安い宿紹介するよって言って、行ってみたらホームステイで二泊で50ユーロ請求してきました。大体日本人がよく行く宿は7ユーロぐらいで、10ユーロもあれば良い宿泊まれます。最終的に文句言って安くなりましたが。
孤児院のスタッフも完全に放置、というよりほとんどそこにはいません。やる気なしです。
わりとイライラしていました。ちなみに食事をいただいているので最低限の食費+αのお金は孤児院にすでに払っています。
ただこの時はスタッフがいたので言いました。
「こいつが金を要求してきた。理由を聞いてくれ。」
「1000ケニアシリングが日本円でいくらなのかを聞きたかったと言っているぞ」
(あ、てめえチクられたからって嘘言ってんじゃねえぞこのやろう)
「いや、これを見てくれ。(ノートを見せる)プレゼントと書いてある。俺はお金を要求された。意味もなく子供たちがお金を要求することが続くのであれば、俺はもうここにはいれない。」
(もうやめちゃおっかなぁ)
ただなんか知らないけど根拠のない自信がありました。俺は何か出来るって。野原ひろしの影響です多分。
かすかべ防衛隊ファイヤー!
twitterはリアルタイムで更新しています。誰か就活のスケジュール教えてください。twitterで叫んでいます。