俺に出来ることは何か?
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俺に出来ることは何か?
この孤児院はPC、テレビがある。ただパソコンはスタッフのfacebookの確認と、上級生のyoutubeにしか使われていない。
停電が多い。
ガスはもちろんない。調理はそこら辺の枝とココナッツの殻をマッチの火で燃やす。
水は井戸から。井戸は電気がなければ使えない。だが、電気が使えるタイミングで組んだりしていて、そこまで不便は感じられない。
食べ物はうがり(ケニアの主食)と豆か庭で取れる野菜。
俺に出来ることは何か?
数日が経ち子供と共に過ごしてケニアの時間の流れになりました。
リングノートのリングにお金を挟んで遊んで2時間たったり、牛の行進をひたすら眺めたり、エンドレス高い高いをやったり。
そこで発見したことがありました。この子たちはボランティア慣れしていない。
確かに寄付金は孤児院としてもらっているかもしれないが、外国人がこうやって実際に訪れることはめったにないそうです。
ケニアは治安が悪いというイメージがあり、かつ物価が高い。これは以外かもしれないですが現地の人が行くレストランは想像以上に安くないです。もちろん日本よりかは安いですが。
以上の理由からケニアでボランティア活動をする人は年々減っているそうです。
そしてこの孤児院は田舎にあるので、アクセスが悪く、ほとんど来ないそうで。
なので、日本人が日本のことを教えるのは実は大きな意味があるって思いました。
たとえば日本人も外国人と話した経験であったり、英語の授業に外国人が来た時の思い出って強く残るじゃないですか。
そんな感じで日本人と遊んだっていう事実はこの子供たちにとっては宝になるんだと思います。
そんなことを思いながら一つ発見したことがあります。
それは、
こいつら全然手洗ってねええええ
子どもたちがよく踊っています。踊る直前の彼ら。
これはお店屋さんごっこ。
調理の風景。
遊んでいる。
こいつら全然手洗ってねええええ
って思ったので、手洗いを習慣化させたいと思いました。
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最初は言っても全然聞きませんでしたが、途中から上級生が下級生の手洗いの補助をするように!!
おおおお
変わったああ
と思った次の日には手を洗っていないなんてことも。
ふと、思いました。
手洗いを習慣化させることは果たしていいことなのか?
もちろん手洗いは必要です。これは間違いなく。
ただすでに出来上がっている生活のリズムがあり、それをぶち壊してはいけません。
ボランティアには踏み込んではいけない領域があると思っています。
本来は自分たちが、そのコミュニティの人間からいい方向へ変わっていくのがベストです。部外者がその人自身の正しいことを全て実行させたところでいいとは変わりません。
例えば地球のどこかでお金に困っている村があるとします。
その村に日本人が工場を作りました。男の人はそこで働き、お金が少しずつ入るようになりました。その反面家族でいる時間は減り、家庭環境が悪くなってしまいました。
日本人が東南アジアに井戸や学校を建てまくります。数年後、井戸は枯渇し、学校は管理が行き届いておらず廃校に。なんてことも過去には多くあったそうです。
自分の周りにはうまくやっている素晴らしい団体が多いのですが。。
なにが言いたいかというと
ボランティアでやっていいことは何なんだ?
手洗い習慣化は難しいなぁ。
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